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アナザー☆ステップ
第14章 忠臣、友達が増える
なお、うちに椅子は二脚しかないので、旭日は近くにあったカラーボックスに軽く腰をかける。
「久我原さん。いえ、忠臣さん。私のことは菜穂子と読んでください」
「なんでですか」
「友人だからです」
友達になった記憶はないんですが。
相変わらず日本語が通じない。
「そちらは旭日さんですね。忠臣さんの一番仲の良いお友達の」
前園さんは旭日を見て言った。
そうだった。
この人、興信所から情報を得ているんだった。
ほんと怖い。