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アナザー☆ステップ
第22章 花梨、電話をかける
ビルに入ってエスカレーターに乗りながら少し話をした。
佐和紀は原宿にも新宿にもよく来るらしい。
意気込んで案内してやろうと思ったけど、その必要はないようだ。
お店につくと、ホワイトロリータ姿にピカチュウ声の店員が、半額セールのアナウンスをしていた。
赤黒ストライプのカボチャズボン可愛いな。
しかし、半額でも万単位かよ。
「ここの店は縫製がしっかりしてる」
さっきから熱心に燕尾服の裏地やら裾やらを眺めていた佐和紀が言った。
自分から話しかけてくるなんて、少しテンションが上がってるのかもしれない。
あたしはしゃがみこんでハンガーにかかったスカートをめくりながら応える。
「あたしはやっぱ通販かなー。どこで買ってもサイズが合わないから縫い直さないといけないし。ブランドものは目の保養に来るだけって感じ」
佐和紀は原宿にも新宿にもよく来るらしい。
意気込んで案内してやろうと思ったけど、その必要はないようだ。
お店につくと、ホワイトロリータ姿にピカチュウ声の店員が、半額セールのアナウンスをしていた。
赤黒ストライプのカボチャズボン可愛いな。
しかし、半額でも万単位かよ。
「ここの店は縫製がしっかりしてる」
さっきから熱心に燕尾服の裏地やら裾やらを眺めていた佐和紀が言った。
自分から話しかけてくるなんて、少しテンションが上がってるのかもしれない。
あたしはしゃがみこんでハンガーにかかったスカートをめくりながら応える。
「あたしはやっぱ通販かなー。どこで買ってもサイズが合わないから縫い直さないといけないし。ブランドものは目の保養に来るだけって感じ」