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アナザー☆ステップ
第24章 花梨、コスプレする
こんだけお預け食らっても待ちつづけてるあたしって偉い。
本当は抱きつきたい。
キスがしたい。
その先だって。
胸が、切ない。
好き。
好きだよ。
ねぇ、好き。
いつの間にこんなに好きになったんだろう。
いますぐ伝えたくて、喉の奥がウズウズする。
「……じゃあな」
佐和紀がマグカップを置いた。
荷物をまとめて立ち上がる。
「……うん」
もしもあたしの視線が実体化するなら、鎖になって佐和紀をつなぎ止められたのに。
玄関まで佐和紀を見送る。
ドアが閉まる瞬間に見えた佐和紀の横顔は、相変わらず綺麗だった。
本当は抱きつきたい。
キスがしたい。
その先だって。
胸が、切ない。
好き。
好きだよ。
ねぇ、好き。
いつの間にこんなに好きになったんだろう。
いますぐ伝えたくて、喉の奥がウズウズする。
「……じゃあな」
佐和紀がマグカップを置いた。
荷物をまとめて立ち上がる。
「……うん」
もしもあたしの視線が実体化するなら、鎖になって佐和紀をつなぎ止められたのに。
玄関まで佐和紀を見送る。
ドアが閉まる瞬間に見えた佐和紀の横顔は、相変わらず綺麗だった。