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アナザー☆ステップ
第7章 太基、冬の海に行く
「でも……」
「ひとつ上の兄貴がゲーセンでいっぱい取ってくるんだ。まだ家にもあるし、全然いいよ。むしろもらってくれた方がスペース的には助かるかも」
まどかちゃんは無言でぬいぐるみたちをジーっと見つめている。
信号待ちの時、俺は片手を伸ばして白いアザラシのぬいぐるみを取った。
ぽん、と、まどかちゃんの腕の中に押し付ける。
「あ、あの……っ!」
「これ、あげる」
まどかちゃんの学校鞄に、確かこれと同じキャラクターのキーホルダーが付いていたはずだ。
「ひとつ上の兄貴がゲーセンでいっぱい取ってくるんだ。まだ家にもあるし、全然いいよ。むしろもらってくれた方がスペース的には助かるかも」
まどかちゃんは無言でぬいぐるみたちをジーっと見つめている。
信号待ちの時、俺は片手を伸ばして白いアザラシのぬいぐるみを取った。
ぽん、と、まどかちゃんの腕の中に押し付ける。
「あ、あの……っ!」
「これ、あげる」
まどかちゃんの学校鞄に、確かこれと同じキャラクターのキーホルダーが付いていたはずだ。