この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
顧みすれば~真の愛~
第14章 HEROES
「亜美ちゃん...
どうしよう。
山下常務に何と報告すれば...」
俺は力なく地面に膝をつき
走り去る車を見ているしか出来なかった。
ーーーーーーーーーーー
昨日、山下常務が帰国する前に話があると呼び出された。
広いスイートルームでソファに座り対面した。
「佐々木さんのことよろしく頼むよ。
今回の出張は三住製作所の社長に無理いって
佐々木さんに同行願ったんだ。
絶対に彼女を無事に帰国させなければならない
くれぐれも無理な行動は慎んでくれ」
山下常務は俺をまっすぐに見る
そしてため息をついた。
「ロイドのやつ余計なことをしやがって
本当に彼女を想っているのなら
彼女に危険が及ぶようことはしないはずなのに
自分が押さえられないって
次期王としてどうなんだ」
ニガニゲしげに奥歯を噛んだ。
「すまないが、くれぐれも頼んだよ。
本来なら俺が残るべきなんだが
どうしても処理しなければならない案件が
出来てしまってね
本当に頼むよ」
「もちろん、山下常務に言われるまでもなく
彼女はわが社の社員ですから
僕が全力で守ります」
僕は強く山下常務の目を見た。
そう、彼女は貴方ではなく
僕が守る!
山下常務はちょっと気に入らなそうな表情だったが
手を差し出し握手を交わした。
どうしよう。
山下常務に何と報告すれば...」
俺は力なく地面に膝をつき
走り去る車を見ているしか出来なかった。
ーーーーーーーーーーー
昨日、山下常務が帰国する前に話があると呼び出された。
広いスイートルームでソファに座り対面した。
「佐々木さんのことよろしく頼むよ。
今回の出張は三住製作所の社長に無理いって
佐々木さんに同行願ったんだ。
絶対に彼女を無事に帰国させなければならない
くれぐれも無理な行動は慎んでくれ」
山下常務は俺をまっすぐに見る
そしてため息をついた。
「ロイドのやつ余計なことをしやがって
本当に彼女を想っているのなら
彼女に危険が及ぶようことはしないはずなのに
自分が押さえられないって
次期王としてどうなんだ」
ニガニゲしげに奥歯を噛んだ。
「すまないが、くれぐれも頼んだよ。
本来なら俺が残るべきなんだが
どうしても処理しなければならない案件が
出来てしまってね
本当に頼むよ」
「もちろん、山下常務に言われるまでもなく
彼女はわが社の社員ですから
僕が全力で守ります」
僕は強く山下常務の目を見た。
そう、彼女は貴方ではなく
僕が守る!
山下常務はちょっと気に入らなそうな表情だったが
手を差し出し握手を交わした。