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顧みすれば~真の愛~
第14章 HEROES
俺は頭をブルブルッと振って
両頬をバチンと叩いた。
落ち込んでいる場合じゃない!
佐々木さんを助けなきゃ!
俺はすっくと立ち上がった。
「課長!日本の田辺常務へ連絡してください。
それから日本領事館へも」
「わかった」
課長はすぐさま携帯を取りだし連絡を取りはじめた。
俺も携帯を握りしめ
唇を噛む
深呼吸をして電話を掛けた
「そうです。
乗客の山下直哉さんに取り次いでください。
緊急事態なんです!」
常務はまだ機上の人だ。
携帯は繋がらなかった。
「山下だ」
常務の声は異常に落ち着いていた。
「三住の石田です。
常務
佐々木さんが
黒装束の男たちに拐われました。
私たちが着いていながら...
大変申し訳ございません」
電話をかけながら
深く深く頭をさげていた。
あんな大口を叩いておきながらこのザマだ
情けなかった。
両頬をバチンと叩いた。
落ち込んでいる場合じゃない!
佐々木さんを助けなきゃ!
俺はすっくと立ち上がった。
「課長!日本の田辺常務へ連絡してください。
それから日本領事館へも」
「わかった」
課長はすぐさま携帯を取りだし連絡を取りはじめた。
俺も携帯を握りしめ
唇を噛む
深呼吸をして電話を掛けた
「そうです。
乗客の山下直哉さんに取り次いでください。
緊急事態なんです!」
常務はまだ機上の人だ。
携帯は繋がらなかった。
「山下だ」
常務の声は異常に落ち着いていた。
「三住の石田です。
常務
佐々木さんが
黒装束の男たちに拐われました。
私たちが着いていながら...
大変申し訳ございません」
電話をかけながら
深く深く頭をさげていた。
あんな大口を叩いておきながらこのザマだ
情けなかった。