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顧みすれば~真の愛~
第3章 プロジェクト プロローグ
気付けば夜10時をまわっていた。
しかしフロアではほとんどの社員が残り、慌ただしく作業をしていた。
「もうこんな時間か」
課長が時計に目をやり呟いた。
「みんな、切りのいいところで今日はあがろう。
来週のプレゼンまで
残業続きになるだろうからな」
課長の言葉に作業に集中していた社員が伸びをしたり、首を回したりしている。
それぞれ帰り支度を始めた。
私もちょうど切りのいいところまで仕上がったのでパソコンの電源を落とした。