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顧みすれば~真の愛~
第39章 愛の国
「紗英、もうすぐ日が沈む
砂漠は人が住むには厳しい。
都会にいると自分が世界を動かしている
気になったりもするけど
そんなことあるわけない
ここにいると自分の微弱さを痛感する」
直哉さんに手を引かれて砂漠を歩く
「プラントの建設中に
よくひとりで
沈む太陽を眺めていた
あの光に自分が飲み込まれるような
感覚だったよ」
目の前には
大きな大きな太陽が
真っ赤に燃えながら
砂漠の向こうに消えていく。
それは心をわし掴まれるような
息を呑む光景
自然に太陽を祈る気持ちがわかる。
二人で手を握り
言葉も出せず
それを見ていた。
砂漠は人が住むには厳しい。
都会にいると自分が世界を動かしている
気になったりもするけど
そんなことあるわけない
ここにいると自分の微弱さを痛感する」
直哉さんに手を引かれて砂漠を歩く
「プラントの建設中に
よくひとりで
沈む太陽を眺めていた
あの光に自分が飲み込まれるような
感覚だったよ」
目の前には
大きな大きな太陽が
真っ赤に燃えながら
砂漠の向こうに消えていく。
それは心をわし掴まれるような
息を呑む光景
自然に太陽を祈る気持ちがわかる。
二人で手を握り
言葉も出せず
それを見ていた。