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顧みすれば~真の愛~
第41章 山下紗英になること
敏子さんに案内されて
玄関から客間に通される。
実家にお土産を持ってきただけなのに...
廊下を足早に歩く母の足音が聞こえる。
襖を開け母が三つ指をついてお辞儀をして入ってきた。
いったいどうなってしまったというの...
襖を閉めた母は厳しい口調で言った。
「紗英さん、
山下さまにはご挨拶は済んでいるのですね」
え?
「いえ、これから帰るところで...
通り道だったので先にこちらにお土産を渡そうかと...」
「紗英さん、貴女は山下家の人間になったのです
先ずは山下家に戻らなければだめです。
お土産は後で持ってきてください。
さあ、お帰りください」
なんと追い出されてしまった...
玄関から客間に通される。
実家にお土産を持ってきただけなのに...
廊下を足早に歩く母の足音が聞こえる。
襖を開け母が三つ指をついてお辞儀をして入ってきた。
いったいどうなってしまったというの...
襖を閉めた母は厳しい口調で言った。
「紗英さん、
山下さまにはご挨拶は済んでいるのですね」
え?
「いえ、これから帰るところで...
通り道だったので先にこちらにお土産を渡そうかと...」
「紗英さん、貴女は山下家の人間になったのです
先ずは山下家に戻らなければだめです。
お土産は後で持ってきてください。
さあ、お帰りください」
なんと追い出されてしまった...