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オモチャのチャコちゃん
第17章 いま、愛に逝きます
グッタリした千夜子を寝かせたまま比較的キレイなタオルを持って外に出ようとしたドンは集まった仲間に気づきバツの悪い顔をした。
「おう、このタオル濡らして来てくんねぇか?」
照れ隠しに普段の二割増しぶっきらぼうに近くの男に言いつける。
何か言いたそうにした男だが、ドンには逆らえず大人しく従った。
「ありがとよ」
小屋に入ったドンは千夜子の身体を拭いてやる。
「ボランティアの奴らは腹ん中で俺達を見下してるけど、あんたは俺を対等な人間として接してくれた。ありがとう」
ドンは礼を言い、まだ動けずにいる千夜子に初めて笑顔を見せた。
「おう、このタオル濡らして来てくんねぇか?」
照れ隠しに普段の二割増しぶっきらぼうに近くの男に言いつける。
何か言いたそうにした男だが、ドンには逆らえず大人しく従った。
「ありがとよ」
小屋に入ったドンは千夜子の身体を拭いてやる。
「ボランティアの奴らは腹ん中で俺達を見下してるけど、あんたは俺を対等な人間として接してくれた。ありがとう」
ドンは礼を言い、まだ動けずにいる千夜子に初めて笑顔を見せた。