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トラワレテ…
第3章 不覚
「とりあえず出してください!」

「かしこまりました」
タクシーが走り出す。

「おいっ!大丈夫か?!」

呼びかけてみるが、彼女からはスースーと心地よさそうな寝息が聞こえるだけだ…。

(…………。はぁ…………。)

仕方無く運転手に自分のタワーマンションの住所を告げる…。


(な…んだよ…。もー!)
さっき吸ったばかりのタバコを吸いたくてイライラする。



対向車線の車のヘッドライトが眩しくて思わず目をそむける。
…と。

うっすらと開いた女の唇に目が止まった瞬間、心臓が ドクンッ!!と跳ね上がった。

そこにむしゃぶりついて、口の中を掻き回しめちゃめちゃに蹂躙したい衝動に駆られる…。

思わず、吸い寄せられるように女の頬に手をかけそうになった瞬間。







キキィーっ。

「こちらでよろしかったですか?」

見慣れたマンションの正面にタクシーが着いた。


(/////////////////////っ…!!)

「っ!は、はいっ!じゃ、コレで!釣りはいいです…。」

真っ赤になっているだろう顔をみられたくなく、押し付けるように運転手に一万円札を渡し、彼女をシートから引き寄せた。

(なんだよ今の……?!?!
溜まってんのか?!俺…?!)

混乱する頭を振り、彼女を抱え直した。


(っ!軽っ?!中身入ってんのか?!これ?)

指紋認証でオートロックを開け、エレベーターの最上階のボタンを押す。


ふわりと香る彼女の甘い香りに、さっきの出来事が蘇ってくる…。

高まる鼓動…。
それを抑え込むかの様に、無意識に女を抱く腕に力がこもる。



彼はまだ知らない…


腕に抱く華奢な身体の女に
既に心が捉えられ始めていたことを…。
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