この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
トラワレテ…
第4章 覚醒
真っ暗な闇の中…
どっちが上でどっちが下かもわからない。
堕ちてるのか、浮かんでいるのか…?!
何かを必死に掴もうと伸ばした腕が空を切る…。
(タスケテ……………)
………………ぶ?」
「大丈夫?目、覚めた?!」
頬に添えられた、大きくてあったかい手のぬくもりに安心して、また眠ってしまいそうになった…。
その瞬間
パチっと目が開いた。
「っひっっっっ!!」
目の前には、それこそ夢じゃないかと思うほど綺麗な男の顔…。
訳がわからず、固まってパニックになっていると。
「あー…憶えてない?!」
「キミ、タクシー乗り場で倒れたんだよ。」
「へ…ぇっ?!」
思いのほか素っ頓狂な声が出てしまった…///
「ギリギリ間に合ったから頭とか打ってないと思うけど…。どっか痛いところとか、キモチ悪いとかない?大丈夫?!」
「えっ…?!っはい!大丈夫…?!みたいです…///」
「そ?。よかったぁ〜!」
心底、安心した様子でニッコリと笑う男。
なんて…綺麗な人…。
自分の置かれている状況も忘れ男の顔に見蕩れてい
ると、
「キミ、OLさんかな?明日は仕事?なんか予定入ってるの?」
「っ!いえっ…休みです…。」
突然の質問に何も考える暇もなく、素直に答えてしまう。
「じゃ、もう少し眠りな。まだ顔色悪いよ。」
「えっ?!でも…。」
「いいから!また倒れたら困るでしょ?」
「…っ。…………はい…。」
「ん。イイコ!」
大きな手で頭を撫でられ、顔がカァーっと熱くなる。
「喉乾いたら、そこのお水飲みなね。」
そう言い残して、彼は部屋を出ていった。
どっちが上でどっちが下かもわからない。
堕ちてるのか、浮かんでいるのか…?!
何かを必死に掴もうと伸ばした腕が空を切る…。
(タスケテ……………)
………………ぶ?」
「大丈夫?目、覚めた?!」
頬に添えられた、大きくてあったかい手のぬくもりに安心して、また眠ってしまいそうになった…。
その瞬間
パチっと目が開いた。
「っひっっっっ!!」
目の前には、それこそ夢じゃないかと思うほど綺麗な男の顔…。
訳がわからず、固まってパニックになっていると。
「あー…憶えてない?!」
「キミ、タクシー乗り場で倒れたんだよ。」
「へ…ぇっ?!」
思いのほか素っ頓狂な声が出てしまった…///
「ギリギリ間に合ったから頭とか打ってないと思うけど…。どっか痛いところとか、キモチ悪いとかない?大丈夫?!」
「えっ…?!っはい!大丈夫…?!みたいです…///」
「そ?。よかったぁ〜!」
心底、安心した様子でニッコリと笑う男。
なんて…綺麗な人…。
自分の置かれている状況も忘れ男の顔に見蕩れてい
ると、
「キミ、OLさんかな?明日は仕事?なんか予定入ってるの?」
「っ!いえっ…休みです…。」
突然の質問に何も考える暇もなく、素直に答えてしまう。
「じゃ、もう少し眠りな。まだ顔色悪いよ。」
「えっ?!でも…。」
「いいから!また倒れたら困るでしょ?」
「…っ。…………はい…。」
「ん。イイコ!」
大きな手で頭を撫でられ、顔がカァーっと熱くなる。
「喉乾いたら、そこのお水飲みなね。」
そう言い残して、彼は部屋を出ていった。