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トラワレテ…
第6章 確信
(そうよね…こんな人がアタシなんて…。)
ほのかに抱いた恋心を恥ずかしく思い、夢から覚めた気分のユリだった。
午後の仕事中ずっと、馨さんの事が頭から離れず、あっという間に社長との約束の時間になっていた。
連れてこられたブティックに着くと、社長と同じかおりのする(笑)オーナーが出迎えてくれた。
「あらぁ〜!龍夜!可愛い子じゃなぁ〜い!」
「でしょ?この子がユリよ!とびっきりイイ女に仕上げて頂戴!」
「任せてっ!ユリちゃん。こっちいらっしゃい!!どんどん行くわよっ!」
「っ!はいっ!よろしくお願いします!」
オネェ様方(笑)に圧倒され、次から次へと着せ替え人形のようにされてしまう。
「そうねぇ…背も小柄だしぃ…ミニの方がいいわね…って、あら!ちょっと…ユリちゃん。アンタいい躰してるじゃない?」
「えっ?いえ…そんな事無いです!アタシなんて…。」
「そんなんじゃ、ダメよ!このアタシが言うんだから間違いないわよっ!アンタもっと自分に自信持ちなさい!!」
「……は、はい…。」
「はい!そうね…このドレスには…これね!
さ、見てご覧なさい…。」
カーテンで仕切られた試着室を出ると、ソファーに座り待ち構えていた社長と目が合う…。
「ちょっと…ユリ!すごいじゃない!見違えたわよぉ!ステキよぉ〜♬*゜」
オーナーに連れられて、大きな鏡の前に立つ。
(なに…これ…自分じゃないみたい………!)
外国の雑誌から抜け出たような赤のホルターネックのミニワンピは、胸元はみぞおちまでの深いスリットがあり、ユリの美しい谷間を覗かせていた。
バックスタイルは大胆に腰まで開き、そこには華奢なウエストを強調するように綺麗な金のチェーンが施されている。
海外セレブがレッドカーペットで着るような洗練されたドレス。
まるでオーダーメイドの様にユリの身体の美しさを引き出し…二人も驚く程ユリに似合っていた。
「そうねぇ…アクセサリーは敢えてこうね!バッグはこれね!」
渡されたクラッチバッグには華やかなビジューがびっしりと敷き詰められキラキラと輝いていた。
「…あの…ホントにコレで行くんですか…?」
ほのかに抱いた恋心を恥ずかしく思い、夢から覚めた気分のユリだった。
午後の仕事中ずっと、馨さんの事が頭から離れず、あっという間に社長との約束の時間になっていた。
連れてこられたブティックに着くと、社長と同じかおりのする(笑)オーナーが出迎えてくれた。
「あらぁ〜!龍夜!可愛い子じゃなぁ〜い!」
「でしょ?この子がユリよ!とびっきりイイ女に仕上げて頂戴!」
「任せてっ!ユリちゃん。こっちいらっしゃい!!どんどん行くわよっ!」
「っ!はいっ!よろしくお願いします!」
オネェ様方(笑)に圧倒され、次から次へと着せ替え人形のようにされてしまう。
「そうねぇ…背も小柄だしぃ…ミニの方がいいわね…って、あら!ちょっと…ユリちゃん。アンタいい躰してるじゃない?」
「えっ?いえ…そんな事無いです!アタシなんて…。」
「そんなんじゃ、ダメよ!このアタシが言うんだから間違いないわよっ!アンタもっと自分に自信持ちなさい!!」
「……は、はい…。」
「はい!そうね…このドレスには…これね!
さ、見てご覧なさい…。」
カーテンで仕切られた試着室を出ると、ソファーに座り待ち構えていた社長と目が合う…。
「ちょっと…ユリ!すごいじゃない!見違えたわよぉ!ステキよぉ〜♬*゜」
オーナーに連れられて、大きな鏡の前に立つ。
(なに…これ…自分じゃないみたい………!)
外国の雑誌から抜け出たような赤のホルターネックのミニワンピは、胸元はみぞおちまでの深いスリットがあり、ユリの美しい谷間を覗かせていた。
バックスタイルは大胆に腰まで開き、そこには華奢なウエストを強調するように綺麗な金のチェーンが施されている。
海外セレブがレッドカーペットで着るような洗練されたドレス。
まるでオーダーメイドの様にユリの身体の美しさを引き出し…二人も驚く程ユリに似合っていた。
「そうねぇ…アクセサリーは敢えてこうね!バッグはこれね!」
渡されたクラッチバッグには華やかなビジューがびっしりと敷き詰められキラキラと輝いていた。
「…あの…ホントにコレで行くんですか…?」