この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
トラワレテ…
第6章 確信
モヤモヤを引きずったまま、忙しい日々はあっという間に過ぎ、金曜日になった。
「女の子には準備があるんだから!」
と、社長命令で仕事を早めに切り上げ、
一旦自宅へ戻り、シャワーを浴びる。
着替え易いように、前開きのブラウスとスカートを着ると、予約しているヘアサロンへと急いだ。
「予約の山内です。」
受付のスタッフさんに名前を告げ待合のソファーで一息ついた。
アシスタントの若い女の子に案内されシャンプーブースへ向かうと、担当のスタイリストさんがやって来た。
「ユリちゃんいらっしゃい♬*゜今日はセットでよかった?」
「山崎さん!こんにちは。実は社長のお供でパーティなんです…。」
「了解!シャンプー終わったら相談しよっか♬*゜」
「お願いします!」
この一年ほど担当してもらっている山崎さんはこのサロンのNo.1スタイリストで、ユリの好みをよく理解してくれている。
セット面の配置に工夫がしてあり、個室のような感覚のサロンだ。
お忍びで来店する有名人へのオーナーさんの配慮らしい。
シャンプーが終わり山崎さんの元へ案内され、ブローされながら、
「どんな感じにしよっか?」
「うーん…。今回初めてのドレスなんで、イマイチピンとこなくて、迷ってるんです…。」
「そっか…。もしよかったら、先にドレス見せてくれくれない?そっちの方がイメージ湧きやすいし。」
「そうですね!お願いします。」
受付に預けていたドレスを広げ身体に当てて見せる。
「こんな感じなんですけど…。」
「…………よしっ!」
顎に手を当て考えていた山崎さんは閃いた様に、カーラーを巻き出した。
「綺麗なドレスだね。」
「ですよね…。社長のお知り合いのお店からお借りしたんですけど、アタシなんかが着ていいのか迷っちゃいましたよ…。」
「なるほどね!でも、龍夜さんの見立てなら間違いないよ。あの人、美に関してはうるさいからね!」
元々このサロンを紹介してくれたのは社長だ。
ここのオーナーさんとも交流があり、インテリアにはうちの店の物が使われている。
「さ、こんな感じでどうかな?」
「女の子には準備があるんだから!」
と、社長命令で仕事を早めに切り上げ、
一旦自宅へ戻り、シャワーを浴びる。
着替え易いように、前開きのブラウスとスカートを着ると、予約しているヘアサロンへと急いだ。
「予約の山内です。」
受付のスタッフさんに名前を告げ待合のソファーで一息ついた。
アシスタントの若い女の子に案内されシャンプーブースへ向かうと、担当のスタイリストさんがやって来た。
「ユリちゃんいらっしゃい♬*゜今日はセットでよかった?」
「山崎さん!こんにちは。実は社長のお供でパーティなんです…。」
「了解!シャンプー終わったら相談しよっか♬*゜」
「お願いします!」
この一年ほど担当してもらっている山崎さんはこのサロンのNo.1スタイリストで、ユリの好みをよく理解してくれている。
セット面の配置に工夫がしてあり、個室のような感覚のサロンだ。
お忍びで来店する有名人へのオーナーさんの配慮らしい。
シャンプーが終わり山崎さんの元へ案内され、ブローされながら、
「どんな感じにしよっか?」
「うーん…。今回初めてのドレスなんで、イマイチピンとこなくて、迷ってるんです…。」
「そっか…。もしよかったら、先にドレス見せてくれくれない?そっちの方がイメージ湧きやすいし。」
「そうですね!お願いします。」
受付に預けていたドレスを広げ身体に当てて見せる。
「こんな感じなんですけど…。」
「…………よしっ!」
顎に手を当て考えていた山崎さんは閃いた様に、カーラーを巻き出した。
「綺麗なドレスだね。」
「ですよね…。社長のお知り合いのお店からお借りしたんですけど、アタシなんかが着ていいのか迷っちゃいましたよ…。」
「なるほどね!でも、龍夜さんの見立てなら間違いないよ。あの人、美に関してはうるさいからね!」
元々このサロンを紹介してくれたのは社長だ。
ここのオーナーさんとも交流があり、インテリアにはうちの店の物が使われている。
「さ、こんな感じでどうかな?」