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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第25章 生と死
 そのときは突然、やって来た。明日からいよいよ暦が五月に変わろうという日の午後、瑶子は居室で写経をしていた。惟章と予期せぬ別離をしてから、かれこれ二十日余りになる。
 あの夜、頼経と瑶子は祝言以来初めて床を共にした。もっとも、実質的には頼経は瑶子に指一本触れてはおらず、二人の夫婦関係は今までどおりの形だけのものである。それでも、頼経はその夜を機会に、たまに御台所の許を訪れて同じ寝所で眠るようになった。
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