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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第25章 生と死
そして、無垢な少女を女として心身共に開花させるのは自分の役目なのだ。―と、どうしても瑶子の身体を開くことばかり考えてしまうのは、やはり自分が女タラシだからなのかもしれないが。
そういえば、千種と死に別れてから、女性関係は一切絶っていた。そのせいかもしれない。これでは女に飢えた獣の思考だなと、また苦笑いが込み上げる。瑶子に心の内を知られなくて幸いだ。今、自分が考えている本心を伝えたら、瑶子も警戒して一緒に眠ってくれなくなるだろうから。
そういえば、千種と死に別れてから、女性関係は一切絶っていた。そのせいかもしれない。これでは女に飢えた獣の思考だなと、また苦笑いが込み上げる。瑶子に心の内を知られなくて幸いだ。今、自分が考えている本心を伝えたら、瑶子も警戒して一緒に眠ってくれなくなるだろうから。