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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第26章 悪しき夢(結実)
―おかしくなるから、何か変になりそうなの。
―別におかしくなんかないさ。変にはならない。
何かがせり上がってくる。惟章の愛撫によって身体の内に溜まった熱が弾けそうだ。与えられる愛撫がもたらすものに痛みはなく、むしろ快感ばかりであることは最早、明白だ。だが、過ぎたる快感は苦痛でしかない。
瑶子は感じやすい内壁ばかりを執拗に責め立てられ、その合間には胸を吸われ揉まれ、快楽地獄の中で身を揉んで喘いだ。