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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第26章 悪しき夢(結実)
 菊乃の良人河越康英は大男だ。縦も横も尋常でなく大きく、髪は生来の縮れ毛で、どんなに綺麗に菊乃が結ってやっても四方に撥ねて飛び出てしまう。伸ばし放題の髭は口許を覆い、そんな彼は御所内の女房たちからは〝熊どの〟とひそかにあだ名されていた。外見が熊に似ているからだ。
 が、至って気の良い男で、頼経にも忠義を尽くしてくれる。謀には無縁のような男で、実直を絵に描いた気質はかえって追従ばかりを並べ立て腹では何を考えているか知れぬ能吏よりはよほど信頼が置けた。
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