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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第29章 第五話 【今宵の桜~義高と大姫のものがたり~】
 義高の上を流れる刻は彼が十一歳で永遠に止まったのだ。これはきっと大姫が義高に逢いたいと切望しすぎたがために、神仏が哀れんで見せて下さった束の間の夢にすぎないのだろう。
 だから、大姫も義高に何も訊かず、ただ夢中で喋った。話すことが尽きた後は、二人で昔のように散り敷いた花びらを集めた。ピンク色の花びらをひとひら、ひとひらずつ掬っては義高に渡し、義高が針で花びらに穴をあけて慎重に糸に通してゆく。
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