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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第29章 第五話 【今宵の桜~義高と大姫のものがたり~】
「そなたは、とうとう義高どのの許に逝ってしまったのじゃな」
 政子の眼から、ひと粒の涙がこぼれ頬を流れ落ちた。息絶えた娘は政子の腕の中で、まるで嫁ぐ日を迎えた花嫁のように幸せそうな安らいだ表情を浮かべていた。
 思えば義高が亡くなってから、大姫はいつも沈んだ顔ばかりしていた。こんなに晴れやかな顔をしていたのを見たことがない。
「意に沿わぬ入内よりも、そなたにはこの方が良かったのやもしれぬな」
 思わず本音が呟きとなって洩れ落ちた。
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