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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第33章 浜辺の約束
 千草は頼嗣を見上げた。頼嗣が優しい表情で頷く。
 やはり、千草も若い娘だ。台の上に並んだ様々に美しい小間物を眺めていると心が華やぐ。眼にも鮮やかな組紐、色々な大きさの櫛。
「それでは、こちらを」
 千草が選んだのは手のひらに乗るほどの大きさの小振りの櫛であった。漆黒の宵闇を思わせる黒塗りに、純白のすみれの花が描かれている。花の真ん中部分には小さな石がはめ込まれている。
 喜知次の丸顔が嬉しげに綻んだ。
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