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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第34章 切なる願い~父と息子~
 背後には紫檀の小さな卓があり、その上に青磁の壺に活けられた春の花が見えた。白い水仙、艶やかな紅い山茶花、ネコヤナギ、宝玉のような深紅の実が連なる南天の枝。どれもが早春を告げる花ばかりである。
 これは母が活けたのかもしれない。父と母は頼嗣が知る限り、仲睦まじい夫婦であった。父は側室も置かず母一人を守り、母もまた父によく尽くしている。愛し愛される理想的な夫婦の姿がまさに我が両親だという幸せな環境に育った頼嗣であった。
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