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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第34章 切なる願い~父と息子~
 瑶子はしばらく口をつぐんでいた。しばらく静寂が閨の中を支配した。頼経はその間、応えを急かすでもなく、寝所の片隅を飾る手活けの花を眺めていた。彼の居室にあったのは頼嗣が推察したとおり、瑶子の手になるものだった。
 今、彼の部屋にあるのとそっくりそのままの花が妻の寝所を飾っている。雪のような真白な水仙、眼にも眩しい深紅の山茶花、小粒の実が赤瑪瑙を彷彿とさせる南天、形が独特なネコヤナギ。
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