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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第2章 ~海辺にて~
 俺を抱き涙ぐんでいた祖母の最後の表情は、うっすらと微笑んでさえいた。それが祖母との永久(とこしえ)の別れに―実の母とも生き別れになるとは、その時、あまりにも幼すぎた俺は想像だにしなかったのだ。
―お祖母(ばば)さま、これから我らはどこにゆくのですか? 
 そのときの俺の問いに、祖母はハッと胸をつかれたような表情になった。それもそのはず、当時、俺は六歳になったばかりの幼子にすぎず、祖母の眼に映じた俺はさぞあどけなく、いとけない童だったはずだ。
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