この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第10章 雨の朝(あした)
 政子は再度、千種の手を両手で包み込み、押し頂いた。これには愕き、手を引き抜こうとしたが、政子の力は齢(よわい)七十過ぎの女人とは信じられないほどに強かった。
「紫は我々の最後の希望の星であった。あの姫の細い肩に、この幕府の存亡がかかっていたと申しても過言ではない。頼朝さまの血を引く姫を新将軍に娶せる。それは頼経どのがわずかに一歳でここに来たときから、既に決まっていたことなのじゃ。当時、紫は十七歳、あの娘にふさわしき年格好の相手との縁組みもあまたあったに、すべて断ったのも、すべてはこの婚姻のため。
/1848ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ