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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第11章 見知らぬ花婿

御所にいきなり呼び出された千種は河越の屋敷に戻ることも許されず、そのま御所内の一室に身柄を拘束されたのだ。せめて父に事の次第を伝えたいと申し出たものの、許されるはずもない。万が一、逃亡でもされては一大事と警戒されてのことだろう。
それからの日々は、ひたすら花嫁教育に明け暮れた。本物の紫姫は将軍家の姫として詩歌音曲はむろん、女としての諸芸万端は身につけていたという。源氏の姫として、将来は将軍家御台所になるべく決まっていたのだから、無理からぬことであった。
それからの日々は、ひたすら花嫁教育に明け暮れた。本物の紫姫は将軍家の姫として詩歌音曲はむろん、女としての諸芸万端は身につけていたという。源氏の姫として、将来は将軍家御台所になるべく決まっていたのだから、無理からぬことであった。

