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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第11章 見知らぬ花婿
 それに、大体、私は偽物の姫ですから。
 いかにしても、それだけは口にしてはならない。我が身ばかりか、政子や幕府の屋台骨そのものを揺るがすほどの秘密だからだ。言えなかった言葉は重たい岩のように千種の心の奥底に沈み込む。まるで身体の内に石を抱えているかのように苦しい。
 今にその苦しさのあまり、真の病になってしまうのではないかと思うほどだ。
 と、政子がらしくもない気弱な笑みを浮かべた。
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