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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第12章 逢瀬と初夜の真実

頼経はその先端の回りの乳輪を指の先でなぞってみた。また、千種が声を洩らす。触れている中に次第にピンと勃ってきた乳首が何ともいじらしい。彼はその突起を今度は中に押し込むように押さえてみた。
一方、千種は怯え切っていた。歳を重ねていても、千種の持つ男女の事についての知識は朧なものでしかない。男に抱かれるのも初めてなのだ。頼経の愛撫は拙いが、かといって初めて女を抱くというわけでもなさそうだ。経験が浅いことは女体を珍しい玩具のように眺め触れていることからも判る。
一方、千種は怯え切っていた。歳を重ねていても、千種の持つ男女の事についての知識は朧なものでしかない。男に抱かれるのも初めてなのだ。頼経の愛撫は拙いが、かといって初めて女を抱くというわけでもなさそうだ。経験が浅いことは女体を珍しい玩具のように眺め触れていることからも判る。

