この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第12章 逢瀬と初夜の真実
 そう考えて、つくづく哀しい。以前は町に出ることがあんなにも愉しみだったのに、この差は何ということだろう。あの男が頼経、将軍その人だと知る前は、町に行けばどこかで彼(か)のひとと逢えるのではないかとひそかに期待に胸を高鳴らせていたものを。
 今は狭い御所内でいつ頼経に出くわさないかと怯えたように暮らしている有様だ。
 千種は今も頼経を嫌いではない。―というより、その気持ちに何一つ変わりなく好きだ。初夜に一方的に辱めのような行為を受けた今でさえ、恋い慕っている。
/1848ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ