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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第2章 ~海辺にて~
 そして、想いはいつも同じ場所へと還ってゆく。
―憎き源氏。頼朝め。
 我らを滅ぼした源義経は死んだ。頼朝が殺したのだ。醜い骨肉の争いの挙げ句、頼朝は自らの弟たちを次々と殺した。血で血を洗う呪われた宿命を源氏一族が甘んじて受け容れねばならぬのも我ら一門の無念なのか、仏罰なのか。
 俺は唇を噛みしめて、ただ浜辺に立つ。春まだ浅い三月、鎌倉の海は冷たく、海鳴りは一向に止まず響いていた。
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