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一夜草~ひとよぐさ~【華鏡(はなかがみ)】
第23章 雪の日の輿入れ
 この熱愛した妻の死後、頼経はふさぎ込みがちになった。赤児のときから将軍として育てられた彼は歳の割に老成したところがあったのが、ますます寡黙になり、笑うこともなくなった。
 むろん政務に支障を来すことはないものの、時間があれば居室に引き籠もり、小さな厨子に納めた観音像を放心したように見つめている。その像は他ならぬ頼経が彫ったものだが、その観音像の少し淋しげな顔は亡くなった竹御所に生き写しだと誰もが知っていた。
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