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笑うことしか出来ない私へ
第3章 優しいフリ

ベッドに飛ばされた私は
こうたを見上げる。
こうたはただ黙って私を見下ろしていた。
私は目を逸らしてベッドの中に入る。
あったかい。
「ほら、寄れ。」
「え?」
「だからもっとそっちに行けって。」
「あ、はい。」
私は言われるがままスペースを空ける。
そこにこうたが入って来た。
「…っ」
「おやすみ」
―え!?―…
「お、やすみ…」
こうたは当たり前かのように寝出した。
これじゃあ、私が緊張して寝れないよ…
信じられないくらいに心臓が鳴っている。

