この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
片想いの行方 2
第2章 ☆立場逆転
正直、リーダーからさっきの話を聞く以前から
俺は美和が劇的に可愛くなったと感じていた。
一条のバカのせいで、本来の姿を封印していたけど
解放されてから、美和は瞬く間にその笑顔を取り戻した。
……それだけじゃない。
童顔なのにイイ体してるし、メイクや服のセンスもかなり良くなったし。
あ、後半は完全に俺の力のお陰ね。
10年分の想いを吐き出すように、逢う度に抱いてるから。
そりゃ女の色気も増すってもんだ。
「お前が殺される前に。
俺が刺されるから大丈夫だ」
「…………?」
美和はポカンとして、首を傾げる。
……本当は、俺が守ってやるって言いたいんだけど
相変わらず、美和の前では素直になれない。
「ねぇ、そんなことより。
私の話を聞いてよ」
「……………」
そんなことってレベルの話にされちまう、俺と美和の温度差。
「……なんでしょうか」
拗ねた顔をして聞くと、美和は少しだけ顔を赤らめた。
「………鍵、貸して?」
俺は美和が劇的に可愛くなったと感じていた。
一条のバカのせいで、本来の姿を封印していたけど
解放されてから、美和は瞬く間にその笑顔を取り戻した。
……それだけじゃない。
童顔なのにイイ体してるし、メイクや服のセンスもかなり良くなったし。
あ、後半は完全に俺の力のお陰ね。
10年分の想いを吐き出すように、逢う度に抱いてるから。
そりゃ女の色気も増すってもんだ。
「お前が殺される前に。
俺が刺されるから大丈夫だ」
「…………?」
美和はポカンとして、首を傾げる。
……本当は、俺が守ってやるって言いたいんだけど
相変わらず、美和の前では素直になれない。
「ねぇ、そんなことより。
私の話を聞いてよ」
「……………」
そんなことってレベルの話にされちまう、俺と美和の温度差。
「……なんでしょうか」
拗ねた顔をして聞くと、美和は少しだけ顔を赤らめた。
「………鍵、貸して?」