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片想いの行方 2
第12章 叶わない願い
ヒメは私の体をがっちり抱えて、さらにぎゅっと力を入れてきた。

細くて引き締まったその体に顔を埋めると、トクトクと心臓の音が聞こえてくる。


……やっぱり、何かあったんじゃないかな。

普段から口は悪いけど、自分の悩みや不安みたいな気持ちは一切口にしないから

そのポーカーフェイスの裏で何を考えているか、聞き出すのは難しい。


「……仕事、忙しい?」

「まあね。
でも俺天才だから、どーってことねーよ」

「無理しすぎないでね。
私に出来る事があったら、何でも言ってね」

「…………」

「バレンタインじゃなくても、ヒメの好きな甘いもの、沢山作るから。
いつでも……ヒメの所に飛んでいくよ」


ヒメが腕の力を少し緩めたので、私は体を捩って顔を上げた。

目が合うと、ヒメはふっと笑って私の頬にキスをする。


「せっかく、このまま眠らせてやろうかと思ったのに」

「………!」

「甘いものより、お前がいい。
食い尽くされないように、しっかり体整えとけよ」


~~~もう///

愛の言葉は一切言わないけど、今みたいに色気ある声でドS発言をされるから

嫌でも体が反応して、中心が疼いてしまう。

こんなのが毎日だったら、心も体ももたないよ……
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