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片想いの行方 2
第12章 叶わない願い
「寝不足じゃねぇなら、なんかあったのか?」
「……………」
それは、こっちのセリフ。
私は声のボリュームを落とす。
「……私じゃなくて、ヒメの方が……」
「あらら~ヒメじゃん。
ま~た見つけた!」
突如、後ろから女の人の声。
………え?
この声……麗子さん?
「一度会うと、次も会いやすくなるもんなのかね~?」
「……………!!」
ヒメのお姉さんに良く似た声で、その人は豪快に笑う。
振り向いた先に立っていた彼女を見て
私は瞬時に、“ 2つ ” のことが頭を過った。
そのひとつ、確か彼女は………
「………渋谷店の、店長さん?」
ヒメが何かを言う前に、思わず口に出すと
彼女は、キラッとした少年のような笑顔を浮かべた。
「あら~♡
あたしのことご存じなんですね?
もしかして、来てくれたことあるんですか!?」
「……………」
それは、こっちのセリフ。
私は声のボリュームを落とす。
「……私じゃなくて、ヒメの方が……」
「あらら~ヒメじゃん。
ま~た見つけた!」
突如、後ろから女の人の声。
………え?
この声……麗子さん?
「一度会うと、次も会いやすくなるもんなのかね~?」
「……………!!」
ヒメのお姉さんに良く似た声で、その人は豪快に笑う。
振り向いた先に立っていた彼女を見て
私は瞬時に、“ 2つ ” のことが頭を過った。
そのひとつ、確か彼女は………
「………渋谷店の、店長さん?」
ヒメが何かを言う前に、思わず口に出すと
彼女は、キラッとした少年のような笑顔を浮かべた。
「あら~♡
あたしのことご存じなんですね?
もしかして、来てくれたことあるんですか!?」