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片想いの行方 2
第12章 叶わない願い
「この手続きで再度来させられたんだけど。
どーせなら本社見学でもしてやろうと思ってさ」
「あんまりフラフラしてると目付けられるぞ」
「え~いいじゃん、あたしだってここの社員なんだし」
「全身パンクに近い格好してる奴、同じだなんて誰も思わねーよ」
「だから、あたしは麗子さんをリスペクトしてるんだってば」
………?
2人の会話で、既に仕事上で顔を合わせてる関係だっていうのは分かるけど
ヒメのお姉さんの名が出てきたのもあるし、親しそうな感じが………
2人を交互に見つめる私に気付いて、ヒメが溜息をついた。
「……俺もこいつも、2週間前の本社ミーティングで初めて気付いた。
大学時代からの友人なんだよ」
「……え!?
そ、そうなんだ……!」
「長谷川光です♪
こう見えて、ヒメと同じ学部にいたんです~
お気遣いなく、ヒカルって呼んでくださいね♡」
私にペコッと軽く頭を下げた彼女……改めヒカルさんは、白い歯を見せた。
すごいな~~!
偶然同じ会社っていうのも驚きだけど、あんなに頭の良い大学にいた人だと知って、尊敬の眼差しで見つめてしまう。
「それで、このとってもキュートな方はどなた?
ヒメと同じMDチーム?」
ヒカルさんがヒメに向かって聞くと、ヒメはふいっと顔を逸らす。
「……あー……こいつは……」
どーせなら本社見学でもしてやろうと思ってさ」
「あんまりフラフラしてると目付けられるぞ」
「え~いいじゃん、あたしだってここの社員なんだし」
「全身パンクに近い格好してる奴、同じだなんて誰も思わねーよ」
「だから、あたしは麗子さんをリスペクトしてるんだってば」
………?
2人の会話で、既に仕事上で顔を合わせてる関係だっていうのは分かるけど
ヒメのお姉さんの名が出てきたのもあるし、親しそうな感じが………
2人を交互に見つめる私に気付いて、ヒメが溜息をついた。
「……俺もこいつも、2週間前の本社ミーティングで初めて気付いた。
大学時代からの友人なんだよ」
「……え!?
そ、そうなんだ……!」
「長谷川光です♪
こう見えて、ヒメと同じ学部にいたんです~
お気遣いなく、ヒカルって呼んでくださいね♡」
私にペコッと軽く頭を下げた彼女……改めヒカルさんは、白い歯を見せた。
すごいな~~!
偶然同じ会社っていうのも驚きだけど、あんなに頭の良い大学にいた人だと知って、尊敬の眼差しで見つめてしまう。
「それで、このとってもキュートな方はどなた?
ヒメと同じMDチーム?」
ヒカルさんがヒメに向かって聞くと、ヒメはふいっと顔を逸らす。
「……あー……こいつは……」