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片想いの行方 2
第13章 5分の差
上司が去った後

話題と真相を欲した同僚達の、疼く様子が目に入っていたけど

俺は携帯をスーツのポケットに入れて、1人でフロアを後にした。

こんな時、喫煙所にでも行けば一息つけるんだろうけど

ヒメと一緒で昔から吸わない俺は、自販機のある窓際の休憩スペースへと足を運ぶ。

ガラス張りの高層階から、外に目をやると

系列のビル群を始めとした眩い輝きが、いつものように眼下に広がっていた。


「………!」


自販機のボタンを押しながら携帯に目をやると、不在着信の文字。

禁煙繋がりとしてその名を出したばかりのヒメから、5分前に電話がかかってきていた。

……5分前という時間に加え

スクロールすると、その着信は5分刻みで連なっている。


「………ストーカーかよ」


瑠璃に電話をしようと思って、こうして仕事の合間に出てきたけど

迷惑な電話攻撃をしてきた、こっちの泣き虫の方が先か……

溜息を付きながら、コールボタンを押そうとした時。


『Where are you now?』


今この瞬間に届いた新着メールが、画面にパッと表示された。
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