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片想いの行方 2
第14章 行かないで
ヒカルが本社に来た月曜の夜、俺はすぐに蓮にメールを入れた。
居場所を聞いただけの、俺の問いに対して
シアトルに出張中で2日後に日本に戻ると、ご丁寧な返信がきたから
予定通りなら、3日後の今日は既に国内にいるはずだ。
“ それで、何の用? ” と続けられた蓮からのメールに対して、俺は何も返さなかった。
……というより、何も説明できないから、返しようがねぇ。
ヒカルはあんな風に言ったけど、行動に起こすかどうかなんて知ったこっちゃねーし
2人の間に、関係のない俺が立ち入ること自体アホみてーな話だ。
だけど
「……次は話し中かよ」
一向に繋がらない蓮の携帯。
何の確証もない中、ヒカルに連絡するのは流石にどうかと思うから、蓮にかけ続けるしかねぇけど
間際になってこんなに焦るなら、3日前に適当にメールしとくんだったな。
そう後悔した時
「………ヒメ」
後ろから、美和が近付いてきた。
居場所を聞いただけの、俺の問いに対して
シアトルに出張中で2日後に日本に戻ると、ご丁寧な返信がきたから
予定通りなら、3日後の今日は既に国内にいるはずだ。
“ それで、何の用? ” と続けられた蓮からのメールに対して、俺は何も返さなかった。
……というより、何も説明できないから、返しようがねぇ。
ヒカルはあんな風に言ったけど、行動に起こすかどうかなんて知ったこっちゃねーし
2人の間に、関係のない俺が立ち入ること自体アホみてーな話だ。
だけど
「……次は話し中かよ」
一向に繋がらない蓮の携帯。
何の確証もない中、ヒカルに連絡するのは流石にどうかと思うから、蓮にかけ続けるしかねぇけど
間際になってこんなに焦るなら、3日前に適当にメールしとくんだったな。
そう後悔した時
「………ヒメ」
後ろから、美和が近付いてきた。