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片想いの行方 2
第15章 2人の絆
「美和、俺も今幸せだよ」
「…………!!」
私の心を分かってくれているかのように
蓮くんは穏やかな声で続ける。
「美和と別れた後、ヒメとは何度も連絡を取り合ってる。
そのほとんどが、恋愛相談なんだ」
「…………?///」
「お互いが感じる愛について、真面目に語り合うんだぜ?
今時、高校生のガキだってそんなことしないよ」
蓮くんは少し照れたように、私から目を逸らした。
それでも、夜景を見つめながら、面白そうに思い出し笑いをしている。
もう破裂寸前の胸を押さえて、じっと蓮くんを見つめると
「………だから
美和は何も心配することないよ」
蓮くんも再び私に目線を戻す。
「自分を責めたりしないで、自分の幸せだけ考えればいい。
残念ながら
俺とヒメは、何があっても離れる事はないから」
「………っ 蓮く……」
声が掠れて、言葉が出てこない。
スーツの上着を、もう一度深く私の肩にかけ直して
蓮くんはすっと立ち上がった。
「大丈夫だよ、美和。
だから、ここで待ってて」
「…………!」
「俺が今から、ヒメを連れ戻してやる」
「…………!!」
私の心を分かってくれているかのように
蓮くんは穏やかな声で続ける。
「美和と別れた後、ヒメとは何度も連絡を取り合ってる。
そのほとんどが、恋愛相談なんだ」
「…………?///」
「お互いが感じる愛について、真面目に語り合うんだぜ?
今時、高校生のガキだってそんなことしないよ」
蓮くんは少し照れたように、私から目を逸らした。
それでも、夜景を見つめながら、面白そうに思い出し笑いをしている。
もう破裂寸前の胸を押さえて、じっと蓮くんを見つめると
「………だから
美和は何も心配することないよ」
蓮くんも再び私に目線を戻す。
「自分を責めたりしないで、自分の幸せだけ考えればいい。
残念ながら
俺とヒメは、何があっても離れる事はないから」
「………っ 蓮く……」
声が掠れて、言葉が出てこない。
スーツの上着を、もう一度深く私の肩にかけ直して
蓮くんはすっと立ち上がった。
「大丈夫だよ、美和。
だから、ここで待ってて」
「…………!」
「俺が今から、ヒメを連れ戻してやる」