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片想いの行方 2
第20章 フライングプロポー…ズ?
「…………!!!」
封筒の中身は、薄い商品カタログ。
表紙には、美しい大粒のダイヤモンドが輝いていて
ぺラッと捲ったページには
ウエディングドレス姿のイメージモデルが……
こ、こ、これって………!!
「瑠璃!!」
「は、はい!!」
突然、後ろから近付く足音と大きな声。
ビクーッと体が硬直して、思わずカタログを紙袋の中に落とす。
恐る恐る振り向くと……
上半身だけ裸という中途半端な恰好で
顔面蒼白の蓮が、私のすぐ後ろに座った。
「………見た?」
「…………!!」
胡坐をかいて少し態勢を低くしながら、その射るような目が私を見つめる。
蓮の方に体を向けて、咄嗟に紙袋を背中に隠した。
「……なぁ、どうなんだよ」
「え!?な、なにが……?」
「……紙袋の中……」
「な、何も見てないわよ……?」
って、私何で嘘つくの!?
でも、でも!
冷や汗をかいてジリジリ詰め寄ってくる彼を見れば……
これはきっとワザとじゃなくて、バッグを私に渡す前に、袋から取り出したかったんじゃないかな……?
尋常じゃない程ドキドキして、胸が破裂しそう。
封筒の中身は、薄い商品カタログ。
表紙には、美しい大粒のダイヤモンドが輝いていて
ぺラッと捲ったページには
ウエディングドレス姿のイメージモデルが……
こ、こ、これって………!!
「瑠璃!!」
「は、はい!!」
突然、後ろから近付く足音と大きな声。
ビクーッと体が硬直して、思わずカタログを紙袋の中に落とす。
恐る恐る振り向くと……
上半身だけ裸という中途半端な恰好で
顔面蒼白の蓮が、私のすぐ後ろに座った。
「………見た?」
「…………!!」
胡坐をかいて少し態勢を低くしながら、その射るような目が私を見つめる。
蓮の方に体を向けて、咄嗟に紙袋を背中に隠した。
「……なぁ、どうなんだよ」
「え!?な、なにが……?」
「……紙袋の中……」
「な、何も見てないわよ……?」
って、私何で嘘つくの!?
でも、でも!
冷や汗をかいてジリジリ詰め寄ってくる彼を見れば……
これはきっとワザとじゃなくて、バッグを私に渡す前に、袋から取り出したかったんじゃないかな……?
尋常じゃない程ドキドキして、胸が破裂しそう。