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片想いの行方 2
第20章 フライングプロポー…ズ?
「……はぁ……失敗……」
「……!!
れ、蓮、私何も……///」
「……開封した封筒、見えてる」
エンゲージリングのカタログは、紙袋の中だけど
封筒だけは私の足元にひらりと落ちていて
蓮は足を抱えて顔を埋めると、大きく溜息をついた。
「……内緒で選ぼうと思ったんだ」
「…………!」
「お前の驚く顔が見たかった」
もう、消えてしまいそうな声で彼は呟く。
「………なんか俺
瑠璃の前だと究極にダメな男になるんだけど……」
「~~~~~っ」
………やられた。
心臓、ど真ん中。
なんでもスマートにこなすデキる男が、私にだけ見せる不器用な姿……
もう胸がいっぱいで、めちゃくちゃ愛しくて……キュンキュンが止まらない。
「………蓮」
「…………」
「こっち向いて?」
顔を伏せたままの蓮を無理矢理起こして、その頬を両手で包み込んだ。
色気爆発のその瞳に見つめられると、泣きたくなるほどの想いが溢れてくる。
「蓮、全然失敗じゃないわ。
ダメな男でもない」
「瑠璃……」
「蓮が大好きすぎて、どうしよう。
私、逢う度にあなたのことが好きになる」
「……!!
れ、蓮、私何も……///」
「……開封した封筒、見えてる」
エンゲージリングのカタログは、紙袋の中だけど
封筒だけは私の足元にひらりと落ちていて
蓮は足を抱えて顔を埋めると、大きく溜息をついた。
「……内緒で選ぼうと思ったんだ」
「…………!」
「お前の驚く顔が見たかった」
もう、消えてしまいそうな声で彼は呟く。
「………なんか俺
瑠璃の前だと究極にダメな男になるんだけど……」
「~~~~~っ」
………やられた。
心臓、ど真ん中。
なんでもスマートにこなすデキる男が、私にだけ見せる不器用な姿……
もう胸がいっぱいで、めちゃくちゃ愛しくて……キュンキュンが止まらない。
「………蓮」
「…………」
「こっち向いて?」
顔を伏せたままの蓮を無理矢理起こして、その頬を両手で包み込んだ。
色気爆発のその瞳に見つめられると、泣きたくなるほどの想いが溢れてくる。
「蓮、全然失敗じゃないわ。
ダメな男でもない」
「瑠璃……」
「蓮が大好きすぎて、どうしよう。
私、逢う度にあなたのことが好きになる」