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片想いの行方 2
第20章 フライングプロポー…ズ?
………体の奥から、熱い何かがこみ上げてくる。
お前が今言ったことは、言われて初めて気付いたことばかりで
話題にするまでもねぇ当たり前なことだらけで
まるで宝物を数えるように、ぎゅっと握った両手
そんなに嬉しそうに見つめるほどのもんじゃねーんだよ……
「……そんなの聞かされて、あのババア共にとってはいい迷惑だな」
「麗子さんも優香さんも、もっと話してって言ってくれるよ?」
「…………!」
「特に麗子さんはね、ヒメの話を聞く時、すっごく優しい笑顔になるんだよ~♡」
………何が酒の肴だ。
いいかげんブラコン卒業しろ。
クスクス笑う美和の髪を撫でていると、美和と約束をした日と同じ感情が蘇ってきた。
“ 美和が笑ってくれることが、俺の全てだ。
俺の生きる意味は、それだけでいい ”
………またかよ。
あの日も、愛しい気持ちが止まらなくなって、キャラ崩壊させてまで言葉にしてしまったけど
なんか今は、それより遥かに超えちまって………
「……美和」
「なあに?」
震える程の強い想いが溢れすぎて
酔っ払い相手に
勢いに任せて、いきなり一世一代の大勝負。
「お前も………ヒメになる?」
お前が今言ったことは、言われて初めて気付いたことばかりで
話題にするまでもねぇ当たり前なことだらけで
まるで宝物を数えるように、ぎゅっと握った両手
そんなに嬉しそうに見つめるほどのもんじゃねーんだよ……
「……そんなの聞かされて、あのババア共にとってはいい迷惑だな」
「麗子さんも優香さんも、もっと話してって言ってくれるよ?」
「…………!」
「特に麗子さんはね、ヒメの話を聞く時、すっごく優しい笑顔になるんだよ~♡」
………何が酒の肴だ。
いいかげんブラコン卒業しろ。
クスクス笑う美和の髪を撫でていると、美和と約束をした日と同じ感情が蘇ってきた。
“ 美和が笑ってくれることが、俺の全てだ。
俺の生きる意味は、それだけでいい ”
………またかよ。
あの日も、愛しい気持ちが止まらなくなって、キャラ崩壊させてまで言葉にしてしまったけど
なんか今は、それより遥かに超えちまって………
「……美和」
「なあに?」
震える程の強い想いが溢れすぎて
酔っ払い相手に
勢いに任せて、いきなり一世一代の大勝負。
「お前も………ヒメになる?」