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片想いの行方 2
第20章 フライングプロポー…ズ?
「…………」
丸い目を、大きく見開いて
美和はじっと俺を見つめる。
「……ヒメ」
「…………」
「ちょっと、何言ってるか分かんない」
……はぁ、駄目か……
微動だにしない真顔の美和から目を逸らして、がっくりと項垂れる。
……ド天然のこいつに変化球投げても、見送られるだけだって分かっていたけど
俺の持ち球にストレートは無いって、お前も知ってんだろ。
ギリギリの内角を責めるので精一杯。
………でも、今日は
「美和」
諦めずにもう一度トライ。
……頑張れ、俺。
「……サイズ」
「え?」
「サイズ教えろ」
「Dカップだってば」
「それは知ってる」
「じゃあどこ?」
首を傾げる美和の左手を取り出して、ぎゅっと握りしめる。
「こっちの手の、薬指」
丸い目を、大きく見開いて
美和はじっと俺を見つめる。
「……ヒメ」
「…………」
「ちょっと、何言ってるか分かんない」
……はぁ、駄目か……
微動だにしない真顔の美和から目を逸らして、がっくりと項垂れる。
……ド天然のこいつに変化球投げても、見送られるだけだって分かっていたけど
俺の持ち球にストレートは無いって、お前も知ってんだろ。
ギリギリの内角を責めるので精一杯。
………でも、今日は
「美和」
諦めずにもう一度トライ。
……頑張れ、俺。
「……サイズ」
「え?」
「サイズ教えろ」
「Dカップだってば」
「それは知ってる」
「じゃあどこ?」
首を傾げる美和の左手を取り出して、ぎゅっと握りしめる。
「こっちの手の、薬指」