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片想いの行方 2
第4章 ☆甘い夜
「……………!!」
な、なにその可愛い態度……
まさか、照れてる?///
ヒメが!?
「ヒ、ヒメ///」
「見るなっつっただろ」
「ねぇ、も、もしかして喜んでくれてる?」
「………マジで、嬉しい」
きゃーーー!
キュ……キュンキュンしちゃう!///
じっと見つめると、ヒメの耳は真っ赤だ。
嬉しくてもっと聞きたいけど、これ以上は機嫌悪くなりそうだからやめておこう。
引き際が肝心!
「冷めちゃうから、先にゴハン食べよ。
ケーキは一旦冷蔵庫に戻すね」
あーージャンプしたいくらい嬉しいなぁ♪
本当に作って良かった!
ウキウキしながら、ヒメの手からケーキの箱を受け取ろうとしたけど
………その手が箱を離さない。
「ヒメ?」
「これ、食うんだよな?」
「………そりゃ、食べてほしいから作ったんだけど」
「…………」
な、なに………?
2人で箱を持ったまま、お互いを見つめる。
しばらくしてから、またふいっと目を逸らしてヒメが言った。
「………写真、撮る」
「……えっ?」
「携帯に入れるから」