この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
片想いの行方 2
第4章 ☆甘い夜

ヒメはポケットに手を入れて、携帯を探し出す。

私は半分呆気に取られたまま、口を開いた。


「……このケーキの写真なら、私さっき撮ったよ。
自分で言うのもなんだけど、良く出来たなぁって思って」

「じゃあ、それ俺に送って」

「う、うん……」

「食う前に手洗ってくる」


ヒメは携帯をソファの横に置くと、立ち上がってリビングを出ていった。

その後ろ姿を、ぽかんとして見つめる。


「………あれは、誰?」


思わず呟く。

ヒメは、自分から写真を撮りたいなんて絶対言わない。

普段隠し撮りまでされる立場だから、むしろ好きじゃないと思う。


………なんだか、無性にドキドキする。


普段から口が悪くてぶっきらぼうだけど、こんな風にキュンとさせられる事が度々起きる。

付き合って1ヶ月だけど、私がまだまだ知らないヒメがいっぱいあるんだ。

それをこうして近くで感じられるのは、とても嬉しいなぁ。

そんな事を思いながら、ケーキを冷蔵庫に入れて

ソファの前のラグの上に

戻ってきたヒメと並んで座った。
/249ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ