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片想いの行方 2
第4章 ☆甘い夜
☆…side ヒメ


……なんだ?

さっきから、この思春期カップルみたいな遣り取り。

いや、というより

俺だよ。

俺……さっきから、なんなの?

美和からのバレンタインのケーキを見てから、自分が挙動不審すぎて

無意味に皿を重ねながら、普段の冷静さが完全に消えた自分に戸惑っていた。


いつもなら

我慢なんてできねーし、そんなもん端からするつもりも無いから

自分の欲望のまま、そっこー押し倒すんだけど……


「……ヒメ……」


俺のすぐ横で、服の袖を引っ張って

美和がおずおずと口を開いた。


「……今の、もう終わり……?」

「…………!」


紅潮した頬に、潤んだ大きな瞳。

………だめだ。

全てが可愛い。

本当は離したくねーよ。

抱きしめるだけじゃなくて、今すぐその服全部脱がしたい。


だけど


“ 自分の欲望を押し付けるだけじゃなくて。
俺だったら、もっと余裕をもって見守ってやるけどな ”
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