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片想いの行方 2
第4章 ☆甘い夜
「……終わりじゃないんだけど」
「けど?」
「……教祖が……」
「教祖?」
「本心を抑えろって、俺に啓示を……」
「……………」
沈黙。
少し間があいた後で、美和が無表情で俺を見た。
「………ヒメ、大丈夫?」
どこか憐れみの目で見つめられる。
……仰る通り、俺、大丈夫なんだろうか。
今さら何をこんなに悩んでるんだろう。
「よく分からないけど、その教祖って人に何か言われたの?」
「………まあね」
「他に、何か言ってた?」
いきなり宗教じみた発言をしたのに、普通に会話してくる美和。
こーいう素直な所も……俺としてはツボ。
じっと俺の様子を窺う美和を見つめながら、蓮の言葉を再び思い出す。
“ 大丈夫だ、ヒメ。
お前は、そのままでいいんだよ ”
「………………」
~~~どっちだよ!!
見守れつったり、自分らしくいろって言ったり
てめーの御告げはブレすぎなんだよアホ!
「けど?」
「……教祖が……」
「教祖?」
「本心を抑えろって、俺に啓示を……」
「……………」
沈黙。
少し間があいた後で、美和が無表情で俺を見た。
「………ヒメ、大丈夫?」
どこか憐れみの目で見つめられる。
……仰る通り、俺、大丈夫なんだろうか。
今さら何をこんなに悩んでるんだろう。
「よく分からないけど、その教祖って人に何か言われたの?」
「………まあね」
「他に、何か言ってた?」
いきなり宗教じみた発言をしたのに、普通に会話してくる美和。
こーいう素直な所も……俺としてはツボ。
じっと俺の様子を窺う美和を見つめながら、蓮の言葉を再び思い出す。
“ 大丈夫だ、ヒメ。
お前は、そのままでいいんだよ ”
「………………」
~~~どっちだよ!!
見守れつったり、自分らしくいろって言ったり
てめーの御告げはブレすぎなんだよアホ!