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片想いの行方 2
第4章 ☆甘い夜
「…………!!!」
2度めの隕石直撃で
完全にフリーズ。
放心する俺が次に言う言葉を
美和は今か今かと待ち構えている。
「……お前……」
美和から一歩下がると
美和は一歩俺に近付く。
「ヒメ?」
「……俺は、そんなことさせたくねーよ」
「遠慮しなくていいのに」
「……………」
………撃沈。
だめだ、降参。
俺の負けだよ。
美和の丸い瞳から目を逸らして、がくっと項垂れた。
「………美和」
「なぁに?」
「………ケーキ食いたい」
「……! うんっ♡」
パッと笑顔を輝かせて
美和は嬉しそうにキッチンへと向かった。
……その切り替えのは早さは一体……
「……………」
“ お前らしく美和に愛情を注いでやれば
美和はヒメの気持ちに応えてくれるよ ”