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片想いの行方 2
第7章 ★教祖崩壊
「……不安だったわ……」
絞り出すように、本音を告げると
蓮は私の顔を上げさせた。
見上げたその精悍な顔に、優しい微笑みが浮かんでいる。
「ちゃんと言えるじゃん。
瑠璃の不安を無くす為なら、俺は何でもするよ」
「……………っ」
「お前が素直になるのが、1番嬉しいから。
彼氏の役目、務めさせて」
もう、幸せ過ぎて死んでしまうかも。
その笑顔に、もうKO寸前……
と、その時
「……………!!」
ヤ、ヤバイ………!
私は慌てて体を離すと、蓮の腕をグイッと引く。
「瑠璃?」
「向こうから同僚が来る」
「え?」
「こっち来て!」
見つからないように、ロビーの1番端にいたけど
周りに人だかりが出来ているから、気付かれたかも。
この制服を着てる以上、こんな所を見られたら大変……!