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片想いの行方 2
第7章 ★教祖崩壊
蓮の告白と、隠れなきゃって意識で軽くパニックになっていた私は
すぐ近くにあった関係者専用の扉にカードを翳して、蓮を連れたまま中に入った。
内部に繋がる連絡口だけど、余り使われないルートだから幸い誰もいない。
「……はぁ……良かった……」
ドキドキする胸と息を整える。
というより、こんなところをまた誰かに見られたら大変!
「蓮、ごめんね。 私……っ!」
振り返った瞬間
腰に手を回されて、閉めた扉に押し付けられる。
「瑠璃、お前の時間5分もらう」
「……え!? ………っ」
驚く暇もなく、唇が重なった。
……重なるなんて、軽いキスじゃなくて
一瞬で全身が痺れる程、強く舌が絡まる。
「……んんっ……れ……っんーー」
ク、クラクラする……
全てを奪うようなキスで、唇から快感が伝わる。
私の腰をがっちり抱えた蓮の腕。
そのまま宙に持ち上げられてしまうくらい、強い力。